日本地球惑星科学連合2016年大会

講演情報

インターナショナルセッション(ポスター発表)

セッション記号 A (大気水圏科学) » A-CG 大気水圏科学複合領域・一般

[A-CG09] Development and application of land and ocean biogeochemistry components of Earth system models

2016年5月23日(月) 17:15 〜 18:30 ポスター会場 (国際展示場 6ホール)

コンビーナ:*河宮 未知生(海洋研究開発機構)、立入 郁(海洋研究開発機構)、羽島 知洋(独立行政法人 海洋研究開発機構)、アローラ ビベック(カナダ気候モデル解析センター)

17:15 〜 18:30

[ACG09-P06] Mineral aerosol as a source of iron for the marine ecosystems in the Southern Ocean

*伊藤 彰記1Kok Jasper2 (1.海洋研究開発機構、2.カリフォルニア大学ロサンゼルス校)

キーワード:Aerosols , Global Biogeochemical Cycles, Atmospheric chemistry transport model

大気からダストにより供給される鉄は、食物連鎖を通して海洋生態系へ影響を与える。特に、南大洋域は溶存鉄が植物プランクトンの生育にとって制限要因となっており、その広大さから全球炭素循環を理解する上で極めて重要である。しかし、南半球におけるダスト発生量の推定値には多大な不確実性がある。本研究では、全球大気化学輸送モデルに最新のダスト発生スキームを導入することによって、観測値(鉄濃度など)を再現可能な鉄発生量を推定する。