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[ACG10-P14] Validation of AMSR2 ocean products —Construction of validation system—
キーワード:GCOM-W, AMSR2, mooring buoy data, marine meteorology, sea surface temperature
VSは、主に、「複数の格子データ間の相互比較」と「現場観測データとの比較」の2つの評価コンポーネントによって構成されている。前者の評価コンポーネントでは、格子データごとの平均場、標準偏差場、領域平均値の時間変化や、予め用意されたリファレンスデータとの平均差、RMS差などが計算される。後者の評価コンポーネントでは、品質管理を徹底して行った係留ブイや船舶データとの比較が行われる。比較項目は、バイアス、RMS誤差、相関係数などの基本的な統計量および、散布図と時間変化図である。我々は、これらの評価結果を、VSによって自動生成されるhtmlファイルによって、ウェブブラウザからグラフィカルに確認できるように設計している。
VSの実行例として、添付図に、ブイデータとAMSR2海面水温データの評価結果のスクリーンショットを示す。この例では、2012年から2014年までの3年間において、97基のブイによって観測された24660個の日平均値データを用いて、AMSR2海面水温データを評価している。出力される統計値および、図は、全てのブイによる結果だけではなく、年ごと、緯度帯ごと、個々のブイごとの結果も参照することが出来る。