日本地球惑星科学連合2016年大会

講演情報

口頭発表

セッション記号 G (教育・アウトリーチ) » 教育・アウトリーチ

[G-03] 地球惑星科学のアウトリーチ

2016年5月22日(日) 09:00 〜 10:30 101A (1F)

コンビーナ:*植木 岳雪(千葉科学大学危機管理学部)、長谷川 直子(お茶の水女子大学)、大木 聖子(慶應義塾大学 環境情報学部)、座長:小森 次郎(帝京平成大学)

09:45 〜 10:00

[G03-04] 国際深海科学掘削計画(IODP)のアウトリーチ

*小俣 珠乃1 (1.独立行政法人海洋研究開発機構)

キーワード:IODP、ちきゅう

国際深海掘削科学計画(IDOP)は世界26カ国の参加する国際共同計画であり、参加国の関係機関は計画そう総合推進の一環として、教育・普及・広報を行っている。日本は地球深部探査船「ちきゅう」の運航を担い、関係国と協調しながら計画の推進を主導的に行う立場でもあり、日本のみならず、海外参加国を含めたアウトリーチ活動を展開している。その方法については、時流に合わせて形を変えながら、対象とするターゲットに合わせた様々な方法のアウトリーチと言われる活動を行っている。ターゲットの設定としては、専門家、教育関係者、次世代、一般、メディア、関連業界、政治行政など幅広く、計画推進に必要である対象に必要な情報を提供することを行っている。
このようなアウトリーチ活動の目的としては、多くの参加国を持つ大規模な国際計画について、幅広い対象に向けた理解を促すことが求められることが挙げられるが、同時に、計画の進展とともに新たな発見があるので、これら発見による科学成果を広く人類の知の財産として有効に活用できるようにすることも見逃せない。発表では、これら個別の内容について紹介し、研究、教育現場でより求められるアウトリーチ活動について議論を行いたい。