日本地球惑星科学連合2016年大会

講演情報

口頭発表

セッション記号 G (教育・アウトリーチ) » 教育・アウトリーチ

[G-03] 地球惑星科学のアウトリーチ

2016年5月22日(日) 15:30 〜 17:00 101A (1F)

コンビーナ:*植木 岳雪(千葉科学大学危機管理学部)、長谷川 直子(お茶の水女子大学)、大木 聖子(慶應義塾大学 環境情報学部)、座長:植木 岳雪(千葉科学大学危機管理学部)

15:45 〜 16:00

[G03-20] アウトリーチの一手段として授業成果を発信する

*長谷川 直子1横山 俊一1 (1.お茶の水女子大学)

キーワード:アウトリーチ、地理学、出版

演者らは地理学のアウトリーチの効果的な手段について模索しており、地理的な視点を取り入れた旅行ガイドブック、バスガイドの教本作成などを行っている。その意識をベースにした授業として、学生視点での地誌と旅行を融合したまちあるきガイドマップの作成に関する演習を行った。
授業が終了したのち、学生個々が作成したガイドマップをメインとした書籍の出版を試みた。出版助成に相当する予算が得られたことによって、定期刊行の雑誌の増刊号として出版できることになった。その道のりは試行錯誤などがあったので当日報告したい。
また、出版物の全体的な構成、レイアウト、表紙デザイン、タイトルなど、基本的には学生の自由に任せた。これについても出版社との折衝などがあったので当日報告したい。
結果的に、研究者が作る(堅いイメージの)出版物からはかなりかけ離れたものが出来上がり、それがこの雑誌の一つのウリになったのではないかと考えている。
当日は、出版後の読者アンケートハガキの意見などについても触れたい。