日本地球惑星科学連合2016年大会

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ポスター発表

セッション記号 G (教育・アウトリーチ) » 教育・アウトリーチ

[G-03] 地球惑星科学のアウトリーチ

2016年5月22日(日) 17:15 〜 18:30 ポスター会場 (国際展示場 6ホール)

コンビーナ:*植木 岳雪(千葉科学大学危機管理学部)、長谷川 直子(お茶の水女子大学)、大木 聖子(慶應義塾大学 環境情報学部)

17:15 〜 18:30

[G03-P11] 世界の堆積物(砂)のアウトリーチ用教材に向けて —堆積物残渣の活用—

*笹岡 美穂1,2 (1.株式会社SASAMI-GEO-SCIENCE、2.高知大学)

キーワード:アウトリーチ教材、高知コアセンター、砂の教材化

高知コアセンター(KCC:Kochi Univ. / JAMSTEC)は海洋底掘削試料(コア)をメインに保管し研究する施設です.近年,外部からの見学者(団体)は増加傾向にあり,その対象は多岐にわたります.その際,堆積物残渣の観察などの簡易実習を希望する団体には実施してきました.
「砂」は沢山の地球科学の情報を持っています.私たちの生活に身近な存在でありながら,その小さな「砂」から「地球」を知る有用な教材と言えます.そこで,この研究では現在KCCで保有する砂サンプル(アウトリーチ用)を観察に適した形に整える「アウトリーチ教材研究」を進めようとしています.
ここまでに予察的に作製した教材を紹介するとともに,広く意見を取り入れて今後の改良を検討したいと考えます.現段階では「肉眼観察と顕微鏡観察」を同時に行え,限られた時間で色んな砂を比較観察することができる教材を目標にしています.地球科学への入り口として,身近な教材から地球科学への興味関心を深めるきっかけの1つになると期待しています.