15:30 〜 16:45
[HCG11-P03] Delta deposits at the Tsengwen River mouth, western Taiwan
キーワード:Sea-level change, Tectonically subsiding lowland, Delta
台湾は大陸-島弧衝突作用に伴う褶曲衝上断層帯に位置し,西岸の平野部は沈降傾向にある.現世の地形測量および堆積物試料の年代値から,西岸の平野部の沈降速度は約5 mm/yrと推定されている(Ching et al., 2011).このような沈降域におけるデルタの発達過程を明らかにする目的で,曾文渓デルタ河口部で得られた掘削長250 mの2本のボーリングコア(漁光,台南)について,堆積相の区分,粒度分析,強熱減量測定をおこなった.なお2本のコアから14点の年代値が得られている.また,2015年度に河口域において掘削長300 mのコア堆積物を新たに採取した.本研究では,これらのコア堆積物の解析にもとづいて堆積システム,とくにデルタの特徴を報告する.