日本地球惑星科学連合2016年大会

講演情報

ポスター発表

セッション記号 H (地球人間圏科学) » H-TT 計測技術・研究手法

[H-TT22] UAVが拓く新しい世界

2016年5月24日(火) 17:15 〜 18:30 ポスター会場 (国際展示場 6ホール)

コンビーナ:*近藤 昭彦(千葉大学環境リモートセンシング研究センター)、井上 公(防災科学技術研究所)、長谷川 均(国士舘大学文学部地理学教室)

17:15 〜 18:30

[HTT22-P01] 地方自治体でのUAVの活用と問題点

*齋藤 修1 (1.茨城大学)

キーワード:UAV、地方自治体、防災

近年,地方自治体におけるUAVの応用取り組みが少なからず進められている.地方自治体は職員数の削減が顕著である.これは、組織の効率化、スリム化を行うためであるが、災害発生時には技術的な判断や対応に遅れ、初動に遅れを生じる要因になり得るものである.これにより見直しを図る自治体も多いが,雇用費用や人材不足が大きな問題である.このため、安価で効率的なツールとしてUAVの導入が検討されている.たとえば空中からの画像撮影、農業での薬剤散布、送電線点検、防災対策等に利用が拡大されている.茨城県では,不法投棄防止・抑止や海岸侵食調査,ダムなどの構造物長寿命化のための検査ツールとして利用が期待されている.しかし,安全な運用は大きな課題である.UAV利用の現状と問題点を報告する.