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[HTT23-P01] Landsat-8データによる宍道湖水草の自動マッピングシステムの開発
キーワード:湖、モニタリング、衛星
島根県東部に位置する宍道湖では,2009年以降,沿岸部の水草の異常発生に伴う漁業への影響が問題となっている。そこで,リモートセンシングによる即時的な水草分布の把握が期待されている。本研究では2013年2月に打ち上げられた高解像度(30m)で高感度(12bit)のLandsat-8/OLIデータ(衛星データは2013年4月から2015年11月までの32シーン)を使って、水草分布を自動算出、マッピングする手法を開発する。まず、OLIデータからの水草抽出は、Sakuno et al. (2013) を参照して,NDVIを利用した。水草と非水草を分けるためのNDVIのしきい値は0に設定された。また,衛星画像のゴマ塩状のノイズを除去するために,メディアンフィルターが使われた。最終的には、OLIデータからNDVI計算を経て、水草の位置とNDVIのxyzデータが出力されるMatlab(Mathworks)プログラムが開発された。得られた宍道湖・中海の水草分布は特に宍道湖南岸の中央部で9~11月に多く繁茂することが確認された。