日本地球惑星科学連合2016年大会

講演情報

ポスター発表

セッション記号 H (地球人間圏科学) » H-TT 計測技術・研究手法

[H-TT23] 環境リモートセンシング

2016年5月23日(月) 17:15 〜 18:30 ポスター会場 (国際展示場 6ホール)

コンビーナ:*石内 鉄平(明石工業高等専門学校)、島崎 彦人(独立行政法人国立高等専門学校機構 木更津工業高等専門学校)、近藤 昭彦(千葉大学環境リモートセンシング研究センター)、作野 裕司(広島大学大学院工学研究院)、長谷川 均(国士舘大学文学部地理学教室)、桑原 祐史(茨城大学 広域水圏環境科学教育研究センター)

17:15 〜 18:30

[HTT23-P12] スマトラ島森林火災により放出されたエアロゾルの周辺気候への影響

*澤田 航成1田浦 あかり1河原林 正思1岩館 奈々1吉井 孝拓1Marpaung Fiolenta1渡辺 健介1,3成瀬 延康1,2高橋 幸弘1,3 (1.北海道大学グローバルサイエンスキャンパス、2.北海道大学高等教育推進機構、3.北海道大学大学院理学研究院)

キーワード:エアロゾル、雲粒核、リモートセンシング

大気中に漂うエアロゾルは、太陽光を遮ることにより、気候に直接的に影響を与えうる(直接効果)。また、エアロゾルは雲核となりうるため、大気中のエアロゾル数が増えると、大気中の水分量が有限であることから雲粒サイズが減少し、降水までの時間が延び、そして雲の密度が増すことによって、太陽光の反射効率を増大させ、地表への太陽光の透過率を減少させうる(間接効果)。直接効果、間接効果のいずれも、地球を冷却するはたらきをもつ。一方、エアロゾルには、前述の効果の他に、ブラックカーボンなどの特定の微粒子が光を吸収し、周囲の大気を加熱する準間接効果などの多岐にわたる効果があるため、事象が複雑化する。そのため、エアロゾルの発生源や種類、気象条件などに依存して気候に与える影響は大きく異なる。つまり、各地域の異なる発生源をもつエアロゾルが地球の気候へ与える影響を、おのおの定量的に明らかにすることには大きな意義がある。
本研究では、スマトラ島の森林火災により放出されたエアロゾルを対象に、MODISデータおよび、解像度が高いLandsat8衛星のデータを利用して、周辺気候への影響を定量的に明らかにすることを目的とする。
過去に、ハワイ島のキラウェア火山噴火により放出されたエアロゾルを対象に気候への影響を定量的に見積もった報告がある。彼らは、MODIS衛星画像を利用して、エアロゾル数増加に伴う雲粒サイズが減少するエアロゾル間接効果を示しており、本研究もこれに習った。