17:15 〜 18:30
[MAG24-P04] 空間線量率と気象条件の相関に関する研究
キーワード:福島事故、放射性核種、カルマンフィルタ
長期間の被ばくリスクは、放射性核種の再浮遊プロセスによって引き起こされるとされている。そこで、私たちは放出された放射性核種の大気・地表面での挙動に着目する。放射性核種は土壌へ沈着、大気中を漂うなど複雑な挙動をするが、それらには気象条件が大きく影響を与えている。それに伴い、線量と気象条件の関係を明らかにする必要がある。
本研究では、空間線量率と気象条件との相関関係を解析している。放射性崩壊の線量の減少を取り除いた空間線量率の変動は、土壌水分と負の相関関係があることが確認された。この結果により、気象データを使用し空間線量率を回帰させることができた。逐次的に状態推定値を更新することができるカルマンフィルタを使用した空間線量率の推定も実測値と制度の高い結果を得ることができた。
本研究では、空間線量率と気象条件との相関関係を解析している。放射性崩壊の線量の減少を取り除いた空間線量率の変動は、土壌水分と負の相関関係があることが確認された。この結果により、気象データを使用し空間線量率を回帰させることができた。逐次的に状態推定値を更新することができるカルマンフィルタを使用した空間線量率の推定も実測値と制度の高い結果を得ることができた。