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[MGI20-P10] 新潟県柏崎市北部における小規模地すべり群に関する研究
キーワード:地すべり、航空レーザー測量データ、差分干渉SAR解析
新潟県には全国でも最も多くの地すべり地が存在し,特に中越地方はその分布・発生が顕著である.この地域では,2004年新潟県中越地震と2007年新潟県中越沖地震により,地すべりが多くの箇所で発生した.本研究地域の柏崎市西山町は丘陵地に小規模な地すべりが多数分布しており,2007年中越沖地震での地すべりが生じ,2013年には降雨を起因とする死者1名を巻き込む地すべり事故が起きている.しかし,この地域での小規模地すべりの詳細な分布と最近の挙動は明らかでない.そこで,本研究では,柏崎市北部の丘陵地を対象に,滑落崖の高さが数m,堆積域の規模が数m~十数mという小規模地すべり群を対象に,現地調査と衛星画像解析から地すべり地のマッピングと近年の挙動把握を明らかにすることを目的とする.これまで実施した調査では,現地調査と航空レーザー測量データの微地形判読で多くの地すべり地形や亀裂を確認し,ALOS-2/PALSAR-2を用いた差分干渉SAR解析にも取り組んだのでその結果を報告する.