日本地球惑星科学連合2016年大会

講演情報

インターナショナルセッション(口頭発表)

セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-IS ジョイント

[M-IS02] International Geosciences and Geoparks Programmeのこれから

2016年5月24日(火) 09:00 〜 10:30 A01 (アパホテル&リゾート 東京ベイ幕張)

コンビーナ:*中田 節也(東京大学地震研究所)、渡辺 真人(産業技術総合研究所地質情報研究部門)、目代 邦康(自然保護助成基金)、斎藤 文紀(国立研究開発法人産業技術総合研究所地質情報研究部門)、座長:渡辺 真人(産業技術総合研究所地質情報研究部門)、中田 節也(東京大学地震研究所)

09:30 〜 09:45

[MIS02-02] 40 Years of the International Geoscience Programme (IGCP)

★招待講演

*波田 重煕

キーワード:IGCP, IGGP, IUGS

2015年に開催されたユネスコ総会における決定に基づいて、ユネスコが支援してきた既存の地質科学国際研究計画(IGCP)とジオパークは緊密な連携のもとに、国際地質科学ジオパーク計画(IGGP)として新たにスタートすることとなった。これは、ある意味では、関係者の間では長年の懸案事項を解決する変革であったとみなすこともできる。
地質科学国際研究計画は、当初は国際対比計画(International Geological Correlation Programme)の名称のもとに、1972年に正式にスタートし、ユネスコと国際地質科学連合(IUGS)とが実施する傑出して特徴的な国際共同事業と見なされてきた。2012年には、創立40周年記念をパリのユネスコ本部で祝った。
演者は、1991年以来21年にわたって、日本IGCP国内委員会委員、3つのIGCPプロジェクトのリーダーあるいはコ・リーダーとしてIGCP活動に関わってきた。
「IGGPの将来」と題するセッションの講演では、その経験のもとにIGCPの歴史の概略、発展および発展の中に見る光と影について論じる。