17:15 〜 18:30
[MIS07-P04] 住民の防災意識を高める試み「楽しいまち歩きMy防災マップつくり」ワークショップの検証
キーワード:ジオパーク、災害、アンケート調査
西伊豆町は駿河・南海トラフが引き起こすであろう巨大地震・津波の脅威にさらされ、静岡県の出した第4次被害想定では発生頻度が比較的高い(100~150年に1回)地震津波で平均5m、最大で7m、発生頻度は低いが発生すれば甚大な被害をもたらす最大クラスの地震津波では平均9m、最大で15mの津波高が予測されている。東日本大震災を目の当たりにした今日、同様な地震が起きたとき駿河湾西沿岸部の西伊豆町住民はいかにして我が命を守るか、現実味を持って見つけ出す努力をしなくてはならない。また、2013年7月には383軒が床上・床下浸水するという土砂災害が起きている。
如何にして避難するか、さらには恒常的な防災意識は如何にして維持できるか、本発表では6度にわたる以下の取り組みの概要とアンケートの分析結果を報告する。
(1)西伊豆町にある社会福祉協議会付属の任意団体「災害ボランティアコーディネーター連絡会」会員が中心となって「楽しいまち歩き My防災マップ作り」という防災まち歩きを実施した。この団体は2013年7月の西伊豆町豪雨災害において全国から来る災害ボランティアを受け入れる災害ボランティア本部の運営に携わった。その時の経験で得た課題に基づき平常時の活動として防災まち歩きを実践した。
(2) 町内を7地区に分けて別々にワークショップを実施した。
(3)住民と会員、中学生が共にまち歩きをし、居住区域以外の地域の地形や歴史、字銘などを話しながら避難に危険な箇所を確認、第2第3の避難路を見つけ出す、自宅から避難地までの避難に要する時間を計る、などの作業をして歩いた。必要な場所は写真も撮影した。
(4)持ち歩く地図には航測レーザーから作成した陰影図を用いた。まち歩き出発前には1854年に起きた安政東海地震の津波浸水域の入った地図も確認した。
(5)まち歩き後は集めたデータを5~8人のグループで一枚の地図に記入。写真も駆使しながら全体に発表して共有した。
(6)収集したデータはGISに展開し、今後西伊豆町が製作する避難マップに反映する予定である。
(7)終了後、参加者からアンケートを取り現在集計分析中で母数は281である。
如何にして避難するか、さらには恒常的な防災意識は如何にして維持できるか、本発表では6度にわたる以下の取り組みの概要とアンケートの分析結果を報告する。
(1)西伊豆町にある社会福祉協議会付属の任意団体「災害ボランティアコーディネーター連絡会」会員が中心となって「楽しいまち歩き My防災マップ作り」という防災まち歩きを実施した。この団体は2013年7月の西伊豆町豪雨災害において全国から来る災害ボランティアを受け入れる災害ボランティア本部の運営に携わった。その時の経験で得た課題に基づき平常時の活動として防災まち歩きを実践した。
(2) 町内を7地区に分けて別々にワークショップを実施した。
(3)住民と会員、中学生が共にまち歩きをし、居住区域以外の地域の地形や歴史、字銘などを話しながら避難に危険な箇所を確認、第2第3の避難路を見つけ出す、自宅から避難地までの避難に要する時間を計る、などの作業をして歩いた。必要な場所は写真も撮影した。
(4)持ち歩く地図には航測レーザーから作成した陰影図を用いた。まち歩き出発前には1854年に起きた安政東海地震の津波浸水域の入った地図も確認した。
(5)まち歩き後は集めたデータを5~8人のグループで一枚の地図に記入。写真も駆使しながら全体に発表して共有した。
(6)収集したデータはGISに展開し、今後西伊豆町が製作する避難マップに反映する予定である。
(7)終了後、参加者からアンケートを取り現在集計分析中で母数は281である。