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[MIS17-P03] 琵琶湖北湖東岸域の表層堆積物分布を基にした「含砂率―古水深」変換式
キーワード:琵琶湖、湖水面変動、含砂率
琵琶湖北湖東岸域の愛知川河口沖から彦根市沖にかけての水深30m以浅の水域において、表層堆積物を120地点で採取した。そして地点毎の含砂率を求めた。含砂率は篩分法によった。含砂率データを採取水深のデータと合わせることで「含砂率―古水深」変換式を作成した。一般に、この水域において、含砂率は湖岸の水深5m前後で90%以上であり、水深10m前後で含砂率は50%以下、つまり、砂質堆積物から泥質堆積物へと変化する。さらに、水深18m以深で含砂率10%以下となっている。ただし、愛知川河口沖や柳川町沖では、ほかの水域よりやや深いところまで含砂率が相対的に高い現象がみられた。以上の水深と含砂率のデータを基に、3次の近似曲線を求め、「含砂率―古水深」変換式を作成した。この結果をもとに、愛知川河口東北沖で実施されたボーリング試料の含砂率を基に古水位変遷を明らかにしていく予定である。