17:15 〜 18:30
[MIS34-P98] 衛星を活用した地震時のダムのモニタリングの試行
キーワード:人工衛星、ダム、モニタリング、差分干渉SAR
4月16日に発生した熊本地震(本震)では、道路や河川堤防に被害が発生した。株式会社パスコでは熊本地震について人工衛星等をつかって地震被害状況の把握を行い、その一環として人工衛星を用いて3基のフィルダムのモニタリングを試行した。
衛星SARの干渉解析を用いた試行では、本震で震度6の分布域に位置するダムについて、地震の影響で天端部が若干沈下した現象をとらえた。一方で、本震で震度4の分布域に位置するダムでは、地震前後で堤体に変化は見られなかった。
また、地震前後の光学衛星画像を用いることで、ダムやダム周辺の状況を素早く把握できた。
本試行の結果から、人工衛星を用いることで地震時に広域に点在するダムのモニタリングが可能となると考えられる。
衛星SARの干渉解析を用いた試行では、本震で震度6の分布域に位置するダムについて、地震の影響で天端部が若干沈下した現象をとらえた。一方で、本震で震度4の分布域に位置するダムでは、地震前後で堤体に変化は見られなかった。
また、地震前後の光学衛星画像を用いることで、ダムやダム周辺の状況を素早く把握できた。
本試行の結果から、人工衛星を用いることで地震時に広域に点在するダムのモニタリングが可能となると考えられる。