日本地球惑星科学連合2016年大会

講演情報

口頭発表

セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-SD 宇宙開発・地球観測

[M-SD25] 宇宙食と宇宙農業

2016年5月22日(日) 15:30 〜 17:00 A03 (アパホテル&リゾート 東京ベイ幕張)

コンビーナ:*片山 直美(名古屋女子大学 家政学部 食物栄養学科)、座長:片山 直美(名古屋女子大学 家政学部 食物栄養学科)

15:30 〜 15:55

[MSD25-01] 宇宙食における調理工程でのアレルゲンン混入防止策

*伊藤 史織1片山 直美1 (1.学校法人越原学園名古屋女子大学家政学部食物栄養学科)

キーワード:宇宙食、アレルゲン混入、調理過程、コンタミネーション

閉鎖空間において食物アレルギーを起こすことは絶対に回避しなければなりません。しかし、乗組員によっては、食物アレルギーを起こす可能があります。自分では食べていなくても、知らぬ間にアレルゲンを体内に取り込んでしまう危険性があるからです。食物アレルギーはナノまたはピコのオーダーでも起こります。そのため、他の乗組員が食べた食品からコンタミする可能性があるのです。食事の調理器具を区別する必要があります。また、加工食品におけるアレルゲン検査も必要です。将来は宇宙船の中で調理を行うことがあると思います、また宇宙船で栽培した食料を調理したり加工したりする可能性があります。その時には宇宙船内でアレルゲン検査をする必要があると思います。