日本地球惑星科学連合2016年大会

講演情報

口頭発表

セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-SD 宇宙開発・地球観測

[M-SD25] 宇宙食と宇宙農業

2016年5月22日(日) 15:30 〜 17:00 A03 (アパホテル&リゾート 東京ベイ幕張)

コンビーナ:*片山 直美(名古屋女子大学 家政学部 食物栄養学科)、座長:片山 直美(名古屋女子大学 家政学部 食物栄養学科)

16:25 〜 16:40

[MSD25-04] 宇宙食としての災害食の利用 血糖値測定による食後の高血糖予防

*近藤 祥子1片山 直美1 (1.越原学園 名古屋女子大学 家政学部 食物栄養学科)

キーワード:宇宙食、災害食、血糖値、市販品

宇宙食は3年以上常温で保存可能である必要がある。それは現在地球上で用いられている災害食と同じである。災害食は栄養バランスよりも保存性と簡易性が求められる。しかし宇宙食の場合、長期間の滞在における健康管理のための栄養バランスも求められる。
宇宙食における糖分、塩分に関する食事管理を行うことは、今後、宇宙滞在が1年以上に及ぶことを考えると必須である。
災害食を宇宙食へ応用するために、今回摂取する塩分に着目して献立作成を行った。1週間10g以下になるように献立を作成した。その献立の血糖値を測定した。
現在市販されている災害食を利用し、栄養バランスと塩分を管理することで、宇宙でも地球でも役立つ献立を作成したので報告する。