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[O02-P23] 流星の観測による熱圏・電離層の観測
キーワード:流星、回折格子、スペクトル
2013年にペルセウス座流星群を一眼レフカメラで撮影したところ,撮影した流星の色が途中で変化していたため,疑問に思った。そこで,回折格子を用いた流星の分光観測を試みた。流星を分光し,得られた波長のデータをもとに流星本体の成分,大気の成分を特定するのが目的である。2015年10月に撮影した散在流星は,分光器の分散方向と垂直になったので,スペクトルを撮影できた。撮影前に行った,回折格子の校正作業のデータを元に,流星のスペクトルを測定したところ,波長が約583 nmとなり,589 nmのナトリウムと近いことから,この波長はナトリウム由来であると推測できた。