日本地球惑星科学連合2016年大会

講演情報

ポスター発表

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[O-02] 高校生によるポスター発表

2016年5月22日(日) 13:45 〜 15:15 ポスター会場 (国際展示場 6ホール)

コンビーナ:*原 辰彦(建築研究所国際地震工学センター)、久利 美和(東北大学災害科学国際研究所)、紺屋 恵子(海洋研究開発機構 地球環境変動領域)、成瀬 元(京都大学大学院理学研究科)、山田 耕(早稲田大学政治経済学術院)

13:45 〜 15:15

[O02-P32] 宇宙実験用ピペット開発のための、校内用微小重力実験装置の改良

*玉田 麗1、*頃安 祐輔1、*荒谷 健太1椙下 賀代1屋敷 智咲1筒井 雄太1神﨑 彩乃1 (1.兵庫県立加古川東高等学校)

キーワード:濡れ性、微小重力環境

微小重力下では、水のコントロールが難しいため国際宇宙ステーション(ISS)では水を用いた実験はあまり行われない。筆者らは先行研究で明らかになった、濡れ性の違いを応用したピペットを作ることで、微小重力空間でも水を用いた実験が容易にできるようになるのではないかと考えた。そこで現在、自作した自由落下型微小重力実験装置を用いて、微小重力下で水は上昇し続けること、また水は濡れ性の異なる面の境界で止まることを実験的に証明し、提案するピペットのデザインが有効であることを示す実験を行っている。さらに、直方体であった以前までの実験装置を円柱にし、両端を角のない円錐に改良することで、実験装置にかかる空気抵抗を低減して安定した微小重力環境を作り、実験を進める。