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[O02-P78] 甲府盆地北部の水ヶ森火山について
私達は甲府盆地北部に位置する水ヶ森火山の活動を作ることを目的に昨年度より研究を行ってきた。フィールドワークを行い、柱状図を作成し得られた結果を水ヶ森火山山頂からの距離と標高差の順に並び替え、活動史を作成した。山頂から最も距離が離れ、標高も低い地域ではグリーンタフからなる露頭が見られた。山頂に近づくほど凝灰岩角礫岩からなる露頭が多くなっていったため、水ヶ森火山は第三紀中新世に海の近くで活動を開始し,徐々に爆発的な噴火に推移していったと考える。山頂から最も近い地域では凝灰岩が見られたことから最終的には地域一帯が丹沢山地、伊豆半島の影響を受け隆起、その上に火山灰を堆積させたと考える。