日本地球惑星科学連合2016年大会

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[O-02] 高校生によるポスター発表

2016年5月22日(日) 13:45 〜 15:15 ポスター会場 (国際展示場 6ホール)

コンビーナ:*原 辰彦(建築研究所国際地震工学センター)、久利 美和(東北大学災害科学国際研究所)、紺屋 恵子(海洋研究開発機構 地球環境変動領域)、成瀬 元(京都大学大学院理学研究科)、山田 耕(早稲田大学政治経済学術院)

13:45 〜 15:15

[O02-P80] アルバカーキ地震観測所の地震波形を解析する

*福西 拓人1立花 万祐1向 かれん1 (1.大阪教育大学附属高等学校天王寺校舎)

キーワード:地震波形、アルバカーキ地震観測所

アメリカ・ニューメキシコ州にあるアルバカーキ地震観測所が40年間にわたって記録し続けた、世界で起こった地震の波形データを2015年にIncorporated Research Institusions for Seismorogy(IRIS,米国の大学共同研究機関)がインターネット上で一般に公開した。私たちはSSH研究として、そのアルバカーキ地震観測所で記録した40年間の地震波形から地震の法則性を見つけ出すことを目的として取り組んできた。今回の研究では、地震波形のエンベロープ、継続時間、マグニチュードや地震の発生する間隔等の観点から考察した。結論として見えたことは、
・マグニチュードと継続時間には正の相関が見える。
・地震が発生する場所には偏りがあることが考えられる。
・地震はランダムに発生するのではなく、固まって発生する癖があるのではないかと考えられる。
以上の三つである。

なおマグニチュードの値は、理科年表の値を参考にした。

今回の研究にあたって、大阪教育大学の岡本義雄先生に一年間ご指導いただいた。また、同大学の小西博之先生に八月の校内発表の際、震源からの距離の測定について重要なご指摘をいただいた。二人の先生に、この場を借りて感謝の意を申し上げる。