日本地球惑星科学連合2016年大会

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[O-04] ジオパークへ行こう

2016年5月22日(日) 17:15 〜 18:30 ポスター会場 (国際展示場 6ホール)

コンビーナ:*渡辺 真人(産業技術総合研究所地質情報研究部門)

17:15 〜 18:30

[O04-P06] 八雲における酪農 ~ユーラップジオパーク構想のテーマその3~

*大谷 茂之1加藤 孝幸2高橋 静1 (1.ユーラップジオパーク構想準備会、2.アースサイエンス株式会社)

キーワード:ユーラップジオパーク構想、酪農、渡島半島、北海道

北海道八雲町は、渡島半島のもっともくびれた部分にあり、太平洋(噴火湾)と日本海の2つの海をもつ、酪農と漁業を中心とする町である。ここでは2012年以来、民間ベースのユーラップジオパーク構想準備会が、一部町の支援も受けながら活動を行っている。
ユーラップジオパーク構想は、八雲町内全域をその範囲としてジオサイトを選定している最中である。これまで、「八雲で発見された考古遺物を通して見る人々の動き」「渡島半島の成り立ちについて学べるジオサイト」をテーマとして紹介した。今回は、八雲の主産業のひとつである「酪農」をテーマに、ジオサイト候補を紹介する。
1.明治期~大正期:略奪農業
牛はもっぱら耕牛として用い、ジャガイモからでんぷんを加工し販売していた時期。
2.大正期~昭和初期:有畜混合農業
各農家で牛を1頭以上飼い、堆肥で地力を回復させながら畑作を行っていた時期。
3.昭和中期~現在:酪農
牧草を育てて牛を多く飼い、搾乳を中心とした酪農を行っている時期。チーズやアイスクリームを作っている酪農家もいる。