17:15 〜 18:30
[O04-P13] 白神山地世界遺産からジオパークへの道のり
キーワード:白神山地、青秋林道、世界遺産、野外授業、先行経験
1993年(平成5年)白神山地の一部が世界遺産委員会により、世界遺産として認定された。その時期に地元在住の多くの人々から「何でただの山が世界の宝となったか?」というつぶやきがささやかれた。
しかし自然を愛する地元の人たちはその重要性に気が付いた。その当時秋田県北西端に位置する旧八森町は過疎の町のひとつであり、その打開策として青森県弘前市と旧八森町を結ぶ林道建設プランが浮上したが、全国的な規模の反対運動が起こり建設は中止になった。この運動により白神山地の原生的なブナ林の重要さが理解されるようになり、世界遺産決定に伴い、遺産地域周辺の保全活動が活発になった。
具体的には植樹活動(白神ネイチャー協会)と来訪者に自然の大切さを解説する活動(白神ガイドの会)が活発になった。ガイドの資格を得るためには所定の講習受講が義務づけられており講習内容の一つに地形・地質に関する学習内容が組み込まれていた。
以上の活動経験がジオパーク立ち上げの先行経験として存在していたのである。この経験があったために「ジオパークを立ち上げませんか」というお誘いの言葉に直ちに賛同し、八峰白神ジオパーク推進協議会が設立されたことになる。
当ジオパークでは世界遺産白神山地と日本ジオパークをセットにした運営を目指しており地域の能力に合わせた活動を地道に進めている。現在における重点目標は4項目あり、地質は「グリーンタフ変動」、地形では「隆起活動と地形」、「ガイド養成」それに「小中学校への出前授業」を継続している事である。
しかし自然を愛する地元の人たちはその重要性に気が付いた。その当時秋田県北西端に位置する旧八森町は過疎の町のひとつであり、その打開策として青森県弘前市と旧八森町を結ぶ林道建設プランが浮上したが、全国的な規模の反対運動が起こり建設は中止になった。この運動により白神山地の原生的なブナ林の重要さが理解されるようになり、世界遺産決定に伴い、遺産地域周辺の保全活動が活発になった。
具体的には植樹活動(白神ネイチャー協会)と来訪者に自然の大切さを解説する活動(白神ガイドの会)が活発になった。ガイドの資格を得るためには所定の講習受講が義務づけられており講習内容の一つに地形・地質に関する学習内容が組み込まれていた。
以上の活動経験がジオパーク立ち上げの先行経験として存在していたのである。この経験があったために「ジオパークを立ち上げませんか」というお誘いの言葉に直ちに賛同し、八峰白神ジオパーク推進協議会が設立されたことになる。
当ジオパークでは世界遺産白神山地と日本ジオパークをセットにした運営を目指しており地域の能力に合わせた活動を地道に進めている。現在における重点目標は4項目あり、地質は「グリーンタフ変動」、地形では「隆起活動と地形」、「ガイド養成」それに「小中学校への出前授業」を継続している事である。