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[PEM04-P12] Relationship between solar wind dynamic pressure and amplitude of geomagnetic sudden commencement (SC)
キーワード:geomagnetic sudden commencement(SC), solar wind dynamic pressure , , ionospheric current, field aligned current, LT variation, Siscoe’s relationship
SC振幅(dH)は、緯度とLTに依存して大きく変わる。これは、磁気圏急圧縮時には、磁気圏界面電流(MC)と共に、沿磁力線電流(FAC)・電離層電流(IC)・地電流(EC)も急変化し、それらの磁場が複雑な緯度・LT依存性を示すからである。しかし、Cを決める際に、この緯度・LT依存性は、考慮されてこなかった。
ここでは、FAC・ICが作る磁場日変化の計算と、赤道から中緯度までの4観測所のデータから求めたCの日変化の解析から、4-5hLTに観測されるSCは、FAC・ICの影響を最も受けにくく、MC変化(従って、Pd変化)を直接的に表しているとの結論を得た。
これに従って、1868年以降に観測された3大SC(柿岡でdH>200nT)の振幅のLT依存性を考察し、最大とされていた1940.3.24SCが、やはり最大であることを確かめた。