11:30 〜 11:45
[PEM16-04] GNSS-TECによる北米大陸上空の中緯度スポラディックEの観測
キーワード:スポラディックE、GNSS-TEC
Maeda and Heki.(2014)はGlobal Navigation Satellite System - Total Electron Content (GNSS-TEC)を用いることで日本上空の中緯度スポラディックE(以下Es)を面的に捉えることに成功した.今回我々はGNSS局が密であり,日本と同じ中緯度に位置する北米大陸西海岸でも同様にEsを捉えることができると考え,研究を行った.
Maeda and Heki.(2014)を参考にし,北米大陸上空で発生するEsの発生しやすい時期や時間帯は日本と同じであると考えた.まず,北米大陸西海岸にあるDigisondeのPt.Arguello (lat: 34.8,lon: 239.5)で2006〜2015年,5〜8月の15〜21UTにEsの臨界周波数foEsが12MHz以上となる日時を選んだ.次に,選んだ日時にPt. Arguello付近でEsが見られるかどうかをGNSS-TECを用いて調べた.
その結果,北米大陸上空のEsを捉えることに成功し,経度が異なる場所でも強いEsはGNSS-TECで捉えることが可能であることが示された.更に,観測されたEsは日本と同様に全て東西方向であり,これは東西風シアを反映していると考えられる.
Maeda and Heki.(2014)を参考にし,北米大陸上空で発生するEsの発生しやすい時期や時間帯は日本と同じであると考えた.まず,北米大陸西海岸にあるDigisondeのPt.Arguello (lat: 34.8,lon: 239.5)で2006〜2015年,5〜8月の15〜21UTにEsの臨界周波数foEsが12MHz以上となる日時を選んだ.次に,選んだ日時にPt. Arguello付近でEsが見られるかどうかをGNSS-TECを用いて調べた.
その結果,北米大陸上空のEsを捉えることに成功し,経度が異なる場所でも強いEsはGNSS-TECで捉えることが可能であることが示された.更に,観測されたEsは日本と同様に全て東西方向であり,これは東西風シアを反映していると考えられる.