日本地球惑星科学連合2016年大会

講演情報

口頭発表

セッション記号 P (宇宙惑星科学) » P-EM 太陽地球系科学・宇宙電磁気学・宇宙環境

[P-EM18] 磁気圏-電離圏ダイナミクス

2016年5月25日(水) 15:30 〜 17:00 103 (1F)

コンビーナ:*堀 智昭(名古屋大学宇宙地球環境研究所)、田中 良昌(国立極地研究所)、中溝 葵(情報通信研究機構 電磁波計測研究所)、尾崎 光紀(金沢大学理工研究域電子情報学系)、中野 慎也(情報・システム研究機構 統計数理研究所)、三好 由純(名古屋大学宇宙地球環境研究所)、座長:元場 哲郎(名古屋大学)、尾花 由紀(大阪電気通信大学工学部基礎理工学科)

15:45 〜 16:00

[PEM18-14] 2015年6月22日SCイベントに伴うオーロラ活動

*門倉 昭1 (1.国立極地研究所)

キーワード:SCイベント、ショックオーロラ、昭和基地

2015年6月22日のSCイベントに伴って、南極昭和基地で観測されたオーロラ活動について報告する。
このイベントの特徴を下記に列挙する:
(UT)
18:03 Shock arrival at ACE position
18:33 SSC at 柿岡、最大+104nT
18:33:30 SC 地磁気変化開始at 昭和基地
18:34 オーロラ活動に変化開始
18:40 ここまで、オーロラアークの高緯度側への拡大
18:40:30 アークの崩壊、N-S aurora; 全天diffuse
19:32 再びpoleward expasion
19:54 高緯度側から低緯度側への拡大
20:30 静穏化
この期間、昭和基地では、下記の観測器によりオーロラ光学観測が行われていた:
・全天単色イメージャ(427.8,557.7,485.0,480.5nm)
・全天白黒TV カメラ
・8 色掃天フォトメータ
このイベントの特徴の1 つとして、上記の時間帯に、最大輝度500R を超える非常に明るいプロトンオーロラの発光が見られたことが挙げられる。
本講演では、こうしたオーロラ活動の時間変化の詳細の紹介を行う。