日本地球惑星科学連合2016年大会

講演情報

インターナショナルセッション(口頭発表)

セッション記号 P (宇宙惑星科学) » P-PS 惑星科学

[P-PS02] Mars

2016年5月23日(月) 13:45 〜 15:15 104 (1F)

コンビーナ:*佐藤 毅彦(宇宙航空研究開発機構・宇宙科学研究本部)、石渡 正樹(北海道大学大学院理学院宇宙理学専攻)、佐々木 晶(大阪大学大学院理学研究科宇宙地球科学専攻)、高橋 芳幸(神戸大学大学院理学研究科)、松岡 彩子(宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所 太陽系科学研究系)、宮本 英昭(東京大学総合研究博物館)、Atreya Sushil(University of Michigan Ann Arbor)、座長:高橋 芳幸(神戸大学大学院理学研究科)

14:45 〜 15:00

[PPS02-04] Viking Lander 2搭載地震計データ復元の現状

*山本 幸生1山田 竜平2 (1.国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所、2.自然科学研究機構国立天文台)

キーワード:ヴァイキング、地震計、データ

1975年に打ち上げられたViking Lander 2には地震計が搭載された。40年が経過した現在も、人類が保有する唯一の火星における地震計データである。このデータは火星での地震活動を発見するに至らなかったが、データそのものが整備されておらず、検証を行える状況になかった。我々はこの地震計データの復元を試み、過去の論文で図示されたデータと一致する結果を得ることができた。これを元に全データを処理したところ、源泉データに幾つかの問題点が存在し、そのままでは科学解析を行う上で前処理として多大な労力が必要となることが判明した。本研究では、これらの課題を克服し、新しいデータセットを提供することを目的とし、データ処理を進めている。