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[PPS02-10] Longitudinal dependence of CO2 supersaturation during northern winter in the Martian atmosphere
キーワード:Mars, supersaturation, CO2
米国の火星探査機であるマーズ・グローバル・サーベイヤー(MGS)で行われた電波掩蔽観測では、長期間(1998-2007)にわたる気温の高度分布データが得られている。このデータを解析した結果、北半球冬季の高緯度(北緯60-80度)において、大気主成分であるCO2の過飽和の発生に強い経度依存性が見られることがわかった。CO2過飽和が頻発するのは、約400-30 Paの高度領域においては東経90-180度と270-360度の地域であった。気温の東西偏差と比較すると、およそ低温部に一致することがわかった。