[S-SS25] 強震動・地震災害

[SSS25-P26] 鳥取県中部地域における地下構造探査および地震記録の分析

*野口 竜也¹、上野 太士¹、中井 翔¹、有村 翔也¹、吉見 和¹、香川 敬生¹、吉田 昌平¹ (1.鳥取大学大学院工学研究科社会基盤工学専攻)

キーワード：地下構造、物理探査、地震記録、鳥取県中部

鳥取県中部地域では，1983年M6.2の地震が発生し，倉吉市を中心にその地震による被害が報告されている．ほぼ同じ震源域で2015年10月と12月にM4クラスで最大震度4の地震が立て続けに4回発生している．本研究では同地域の湯梨浜町，三朝町，鳥取市青谷町において微動および重力探査により地下構造探査を行った．また，2015年に発生した地震後に震源域周辺で臨時観測点の設置による余震観測を行い，自治体に常時設置されている震度計の地震記録とともにデータの整理と分析を行った．地下構造探査の結果，対象地域のS波速度構造および微動H/Vの卓越周期，重力異常による基盤構造を得ることが出来た．また，地震記録の分析により対象地点の地震指標の特徴を把握することができた．