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[SSS29-P05] 自治体震度計によるリアルタイム情報配信の試み−鳥取県の事例−
キーワード:自治体、震度計、リアルタイム
緊急地震速報をより高度化,高精度化するにあたっては,観測点の密度を高くすることがひとつの解決方法となる.その際,自治体(平成の大合併前の市町村)に設置されている震度計は,新たに利活用すべき観測点の有力な候補となる.そこで,鳥取県の震度観測ネットワークについて,1秒パケットで最大加速度およびその時点の震度情報を配信できるようなシステム更新をおこない,その情報をリアルタイムあるいは予測震動分布情報として活用する試みをおこなっている.また,将来的な利用にあたっては,サイトによる震度の補正を行う必要がある.そのための情報については,地震観測記録を解析し,また補足的に常時微動探査をおこなって地下構造モデルの推定をおこなっている.これらについて,鳥取県における現状および課題を紹介したい.