17:15 〜 18:30
[SVC45-P03] 吾妻山周辺の地殻電気伝導度構造
キーワード:電気伝導度
2015年9月4日から17日にかけて吾妻山大穴火口を中心とする約20km四方の領域に16点を設けて3次元地殻電気伝導度構造を推定する為の地磁気地電流(MT)観測を行った.データは各観測点32Hzサンプリングを3日間,1024Hzサンプリングを30時間それぞれ取得した.取得したデータはMetronix社procMTソフトウェアでMT応答関数を計算し,それらの応答関数を用いて位相テンソル解析及び3次元電気伝導度構造推定を行った.位相テンソル解析では広域にわたって構造の3次元性が高く不均質性が高い傾向を示す観測点が多い.本発表ではWSINV3DMT (e.g. Siripunvaraporn et al., 2009) を用いて推定した3次元電気伝導度構造を示し,その特徴とそれを基にした吾妻山の地殻深部からのマグマ・熱水供給過程を議論する.
[謝辞] 地熱技術開発(株)御中および日鉄鉱コンサルタント(株)御中よりMT参照点データを御提供頂きました.記して感謝致します.
[謝辞] 地熱技術開発(株)御中および日鉄鉱コンサルタント(株)御中よりMT参照点データを御提供頂きました.記して感謝致します.