日本地球惑星科学連合2016年大会

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口頭発表

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[U-05] Future Earth - 持続可能な地球へ向けた統合的研究

2016年5月22日(日) 15:30 〜 17:00 301B (3F)

コンビーナ:*氷見山 幸夫(北海道教育大学名誉教授)、岡本 耕平(名古屋大学大学院環境学研究科地理学講座)、安成 哲三(総合地球環境学研究所)、植松 光夫(東京大学大気海洋研究所)、谷口 真人(総合地球環境学研究所)、座長:氷見山 幸夫(北海道教育大学名誉教授)

16:30 〜 16:45

[U05-11] 地球と人間社会:水惑星地球の継続的状態変化に対する人間社会の持続的対処

*三浦 保範1 (1.客員(山口市、元山口大学、国内外大学))

キーワード:地球の継続的状態変化、人間社会の持続的対処、地球tと人間社会

地球の状態変化による継続的過程について、下記のようにまとめられる。
1)地球は、全圏的な大気圏・海水圏・岩石固体圏の相互状態変化で、これまで維持してきているが、それらの状態圏を人体で突如停止や変更ができない。
2)地球の強烈な衝撃波的活動源である地球外天体衝突(特に海洋衝突)、地震と火山は、惑星天体的現象であるので、地球のどんな状況でも地球の活動継続過程は変わらない。
3)したがって、人類が地球を変えるという考えは、あくまでも生命社会の現状や未来に対しての問いかけにすぎなく、地球の活動源は惑星活動継続中は変わらない。人類社会が地球自然を変えるのは、構造的に生命循環系での局所や全体の長短に及ぼすだけでなる。

地球における人間生命体の持続的対処については、下記のようにまとめられる。
1)人間生命体は、全体的にガス・流体・骨固体の相互変化で活動するミニ地球であるが、各生命体の死滅や絶滅は地球に広く分布しているので、地球が活動する限り、ミニ地球の生命体は、種を変えてでも継続しているが、どのようにかわるかは環境に依存する。。
2)地球の強烈な活動継続過程(地球内外)で人間社会に大災害を起こしても、地球は表層を変える。そのため、人類生命体は、それ相応の破壊や絶滅をもたらされるが、地球全体としては、生命体がミニ地球現象であるので、地球活動体内に存在し続ける。
3)したがって、人類が地球の活動に対して、各個人の長生きするだけの表対策だけでなく、あくまでも人間生命体の現状や未来に対して、ミニ地球活動体が持続する対応が必要である。全体の地球活動において、水惑星の地球の地震・火山は発生後の対策が人類社会ができる主対応である。しかし地球外からの天体衝突は、方法によっては人類がただ制御できる地球外起因の現象である。水惑星の海洋衝突は、地震や火山を地質的にも誘発しているので、水惑星活動の主要因を制御できるのは人類の未来に深く関与する。
以上から、持続的地球については、地球はどんな状況でも形状を変えて持続できているのが、地球の長い研究からわかってきている。同じミニー地球複合体の地球生命体は、その全体の継続的対応を進めるために、生存環境を継続するための物質的な再利用過程の新企画と、地球外天体の活動源の制御等を優先的に進めることが望まれる。