日本地球惑星科学連合2018年大会

セッション情報

[JJ] Eveningポスター発表

セッション記号 P (宇宙惑星科学) » P-CG 宇宙惑星科学複合領域・一般

[P-CG22] アルマによる惑星科学の新展開

2018年5月23日(水) 17:15 〜 18:30 ポスター会場 (幕張メッセ国際展示場 7ホール)

コンビーナ:武藤 恭之(工学院大学 教育推進機構)、百瀬 宗武(茨城大学理学部)、佐川 英夫(京都産業大学理学部、共同)、下条 圭美(国立天文台チリ観測所)

アタカマミリ波サブミリ波干渉計(アルマ)は2011年に科学観測を始め、2014年からは長基線観測も開始された。アルマは、その高い感度と撮像能力によって、星形成の現場・惑星形成の現場・太陽系小天体の観測において、本質的に新しい情報が我々にもたらした。例えばm若い星 HL Tau や TW Hya の周囲に存在する原始惑星系円盤に細いギャップ構造の発見は、理論主導で進んできた惑星形成の研究を、現実の観測と比較可能な段階に進めた。太陽系天体の観測においては、小惑星ジュノーの表面輝度の非一様が60kmイメージピクセルサイズでマッピングされて回転する様子が捉えられたり、エウロパのプリュームに伴う衛星表面の加熱の有無の調査などがされている。さらに、サイクル4からは、太陽観測機能も公開され、例えば、プラズモイドの物理状態を定量的に調べられるようになるなど、太陽研究においても新しい展開を迎えている。本セッションでは、アルマがもたらした惑星科学の様々な分野の研究成果を概観し、観測と密接に関係する理論的・実験的研究の成果も含め、これからの展開を包括的に議論する。

*青木 亮輔1徳田 一起1,4前澤 裕之1田口 真2福原 哲哉2佐川 英夫3西合 一矢4Yeon Joo Lee5佐藤 隆雄5中村 正人5今村 剛6 (1.大阪府立大学、2.立教大学、3.京都産業大学、4.国立天文台、5.宇宙航空研究開発機構宇宙化学研究所、6.東京大学)

*塚越 崇1百瀬 宗武1北村 良実2川邊 良平3,4,5齋藤 正雄3アンドリュース ショーン6ウィルナー デイビッド6工藤 智幸3橋本 淳7大橋 永芳3田村 元秀7,5 (1.茨城大学、2.宇宙科学研究所、3.国立天文台、4.総合研究大学院大学、5.東京大学、6.ハーバード・スミソニアン天体物理学センター、7.アストロバイオロジーセンター)

*Seongjoong Kim1Hideko Nomura1Takashi Tsukagoshi2Ryohei Kawabe3Takayuki Muto4 (1.Department of Earth and Planetary Sciences, Tokyo Institute of Technoloty, Tokyo 152-0027, Japan、2.College of Science, Ibaraki University, Bunkyo 2-1-1, Mito, Ibaraki 310-8512, Japan、3.National Astronomical Observatory of Japan, 2-21-1 Osawa, Mitaka, Tokyo 181-8588, Japan、4.Division of Liberal Arts, Kogakuin University, 1-24-2 Nishi-Shinjuku, Shinjuku-ku, Tokyo 163-8677, Japan)

×

認証

×

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン