日本地球惑星科学連合2018年大会

セッション情報

[EE] 口頭発表

セッション記号 S (固体地球科学) » S-IT 地球内部科学・地球惑星テクトニクス

[S-IT21] マントルプルームは存在するか?

2018年5月20日(日) 13:45 〜 15:15 301A (幕張メッセ国際会議場 3F)

コンビーナ:眞島 英壽(明治大学黒耀石研究センター)、Gillian R Foulger (Durham University)、趙 大鵬(東北大学大学院理学研究科附属地震・噴火予知研究観測センター)、座長:眞島 英壽

OIB型玄武岩の噴出によって代表される特異な火山活動が、地球深部からのマントルプルームに由来するか否かというプルーム論争は、地球科学分野において現在進行中の論争の中で、最も重要な論争である。また、プルーム論争は単に地球のダイナミックスの論争というだけでなく、堆積学、古生物学、岩石学、地球化学、地質年代学、地震学、地球電磁気学、地球熱学、測地学など、地球科学の極めて多様な分野が関わり、それぞれが他分野の解釈に影響し合っているという点に特徴がある。さらに、この論争は科学哲学にとっても興味深い題材であり、学術用語の定義と用法や、仮説の導出過程はいかにあるべきかなどの地球科学の方法論としても示唆にとんでいる。これらの特徴から、特に地球科学の扉を開いたばかりの若手研究者にとって、プルーム論争は有益なものである。本セッションでは、ホットスポット型火山活動の成因とそれに関連する現象について、さまざまな分野と見地からの講演を歓迎する。プルームに関連づけられてきた、背弧拡大、プレート運動、堆積盆形成、地殻隆起など、魅力的で挑戦的なこの論争に関わるすべての現象についての講演も歓迎する。

13:45 〜 14:15

*Gillian R Foulger1Tony Doré2Dieter Franke3Laurent Geoffroy4Laurent Gernigon5Malcolm Hole6Armann Hoskuldsson7Bruce Julian1Nick Kusznir8Fernando Martinez9James Natland10Alex Peace11Kenni Petersen12Christian Schiffer1Randell Stephenson6Martyn Stoker13 (1.Durham University、2.Statoil (UK) Ltd、3.Bundesanstalt für Geowissenschaften und Rohstoffe、4.Laboratoire "Géosciences Océan"、5.Geological Survey of Norway (NGU)、6.School of Geosciences, Univ. Aberdeen、7.Science Institute, Univ. Iceland、8.School of Environmental Sciences, Univ. Liverpool、9.School of Ocean and Earth Science and Technology, Univ. Hawaii at Manoa、10.Univ. Miami、11.Dept. Earth Sciences, Memorial Univ. Newfoundland、12.Dept. Geoscience, Aarhus University、13.Australian School of Petroleum, Univ. Adelaide)

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