日本地球惑星科学連合2018年大会

講演情報

[EJ] ポスター発表

セッション記号 A (大気水圏科学) » A-CG 大気水圏科学複合領域・一般

[A-CG38] 北極域の科学

2018年5月24日(木) 13:45 〜 15:15 ポスター会場 (幕張メッセ国際展示場 7ホール)

コンビーナ:津滝 俊(東京大学)、漢那 直也(北海道大学 北極域研究センター)、鄭 峻介(北海道大学 北極域研究センター、共同)、中村 哲(北海道大学大学院地球環境科学研究院)

[ACG38-P15] 2017年「みらい」北極航海概要

*西野 茂人1藤原 周1川口 悠介2菊地 隆1伊東 素代1 (1.国立研究開発法人海洋研究開発機構、2.東京大学大気海洋研究所)

キーワード:北極海、海洋地球研究船「みらい」、北極域研究推進プロジェクト

本航海は北極域研究推進プロジェクト (ArCS: Arctic Challenge for Sustainability)の下に実施され、2017年8月23日から10月1日までの期間、北部ベーリング海及び北極海を中心として、大気-海洋から生態系に及ぶ総合的な観測を行った。調査海域は米国 EEZと領海を含む。航路上では、ゾンデ、ドップラーレーダー、総合海上気象観測、大気連続測定/大気サンプリング、エアロゾル観測、XCTD観測、ADCP観測、衛星観測、地球物理観測、表層モニタリング/表層連続採水、海鳥の目視調査等の大気・海洋・海底の航走観測を実施した。北極域では、大気・海洋・海底の航走観測に加え、CTD/LADCP/採水観測、乱流観測、表層漂流ブイ投入、プランクトンネット、培養・飼育実験、採泥、光学観測、船舶海氷レーダー観測、作業艇による氷縁海洋観測・採氷・プランクトン採集などを行った。また、ホープ海底谷やバロー海底谷周辺海域、ハンナ海底谷北側の海域では、係留系やセジメントトラップを回収・設置した。