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[ACG44-06] 航空機からのSSR モードS ダウンリンクデータの同化実験
キーワード:数値予報、データ同化
新型の航空管制用レーダ(SSRモードS)を用いると、航空機に個別質問を送ることにより、個々の航空機の機体の位置・高度の他に、機上の情報を得ることができる。多くの機体のダウンリンク可能な情報に、真経路角、対地速度、真対気速度、機首磁方位やマッハ数等があり、これらから水平風や気温(MODE-Sデータ)を求めることができる。MODE-Sデータについて気象庁のメソ解析との比較を行い、データ同化に利用するための品質管理情報を得た。そして、2015年8月14日の事例について、気象庁メソ解析に準拠した実験システムを用いてMODE-Sデータの同化実験を行った。MODE-Sデータを同化すると、交通量に影響を及ぼす「発達した積乱雲」や「下層の水平風シア」の再現が改善することを示すことができた。