日本地球惑星科学連合2018年大会

講演情報

[JJ] 口頭発表

セッション記号 A (大気水圏科学) » A-CG 大気水圏科学複合領域・一般

[A-CG45] 気候変動への適応とその社会実装

2018年5月21日(月) 10:45 〜 12:15 301B (幕張メッセ国際会議場 3F)

コンビーナ:石川 洋一(海洋研究開発機構)、渡辺 真吾(国立研究開発法人海洋研究開発機構)、大楽 浩司(防災科学技術研究所)、座長:渡辺 真吾(海洋研究開発機構)、石川 洋一(海洋研究開発機構)、大楽 浩司(防災科学技術研究所)

11:45 〜 12:00

[ACG45-11] 地方自治体における気候変動適応計画策定状況とその実例−暑熱環境対策の視点から−

*原 政之1嶋田 知英1 (1.埼玉県環境科学国際センター)

キーワード:気候変動適応、暑熱環境、地方自治体

日本においては1890年代から地上気温の観測が続けられており、その年平均値は変動しながらも年々上昇し続けている。地上気温の上昇の原因は、主に都市ヒートアイランド及び気候変動による。そのため暖候期の暑熱環境は、悪化してきている。
このような状況の中、政府の気候変動の影響に対する適応計画が2015年11月に公表されてから、地方自治体においても適応計画に関心が集まり始めた。環境省や文部科学省などが立ち上げた研究プロジェクトが進むにつれ、先進的な地方自治体では適応計画が策定されていった。
本研究では、日本の地方自治体における気候変動適応計画の策定状況について、特に暑熱環境対策に着目して調査し、その実例について紹介する。