日本地球惑星科学連合2018年大会

講演情報

[EJ] 口頭発表

セッション記号 A (大気水圏科学) » A-OS 海洋科学・海洋環境

[A-OS13] インド洋域の物理・生物地球化学・生態系と相互連関

2018年5月22日(火) 15:30 〜 17:00 104 (幕張メッセ国際会議場 1F)

コンビーナ:升本 順夫(東京大学大学院理学系研究科)、齊藤 宏明(東京大学大気海洋研究所)、植木 巌(国立研究開発法人海洋研究開発機構)、座長:升本 順夫

16:30 〜 16:45

[AOS13-05] 東部インド洋湧昇研究イニシャティブ(EIOURI)と国際インド洋調査2(IIOE-2):開始後2年間の展開

*升本 順夫1 (1.東京大学大学院理学系研究科)

キーワード:東部インド洋、湧昇、国際プロジェクト

1960年代前半に行われた国際インド洋調査から半世紀が経ち、海洋観測技術も大きく発展した現在でも、インド洋の物理、化学、生物研究には多くの未解明なテーマが残されている。また、人類活動が地球環境に影響を与えていることも明らかとなり、インド洋を含む海洋環境への影響も懸念されている。このような状況のもと、インド洋の総合的な観測を主体とした研究計画として国際インド洋調査-2が企画され、2015年12月から開始されている。その中で、特に海洋湧昇域の重要性が注目され、東部および西部インド洋の湧昇域研究イニシャティブ(EIOURIおよびWIOURI)がIIOE-2の重要な研究プロジェクトとして始まった。これらのプロジェクトでは、物理、化学、生物学的視点から湧昇システムの解明と、これらの間の多様な相互関連性を明らかにすることを目的としている。本発表では、EIOURIとIIOE-2の開始後2年間の動向を紹介する。