日本地球惑星科学連合2018年大会

講演情報

[JJ] Eveningポスター発表

セッション記号 B (地球生命科学) » B-CG 地球生命科学複合領域・一般

[B-CG10] 顕生代生物多様性の変遷:絶滅と多様化

2018年5月21日(月) 17:15 〜 18:30 ポスター会場 (幕張メッセ国際展示場 7ホール)

コンビーナ:磯崎 行雄(東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻広域システム科学系)、澤木 佑介(東京大学大学院総合文化研究科)

[BCG10-P03] 生物種大絶滅と地球深海洋底の起源の謎を,マルチインパクト仮説2018 U06-P24でアブダクションを用いて,
月とプレートテクトニクスの起源と一緒に一度限りの進化の結果を利用し検証

*種子 彰1 (1.SEED SCIENCE Lab.)

キーワード:生物種大絶滅の謎、地球深海洋底の起源の謎,地球表面積の7割の深さ5kmの地殻剥離の謎、月とプレートテクトニクスの起源、月偏芯2kmの形成メカニズム,月の兎が常に地球を向く謎、創造的推論では,一度限りの進化の複数結果の全てを仮説で統一的に説明できると検証が終了、マルチインパクト仮説(CERRAtが木星摂動で軌道偏芯,木星の潮汐力で断裂したマントル断裂片が間欠順次衝突)

1.生物種大絶滅の謎
生物進化において,何度かの生物大絶滅と適応放散が化石等により確認されています.
白亜紀末 (恐竜絶滅)では隕石衝突説が有力である.
複数の絶滅原因は種々推定されてるが,過去に遡るために確証は難しかった.
特に隕石衝突説では,地球への複数の隕石衝突の根拠は少なかった.
2.地球深海洋底の起源の謎
「大陸移動説」と一緒に提案された「地球高度の二山頻度曲線の謎」は、駆動力の謎を説明できないと云う理由で,同時に無視されており、誰も其れに答えていない。
もしマグマオーシャンとなり冷えて固まった場合、一山頻度曲線と成るはずであり、二山頻度曲線の現状を説明できません.
地球に複数の必然衝突が想定できれば、衝突によりマントル欠損となりアイソスタシーで説明できるが.必然衝突のメカニズムを誰も示せなかった.
3.地球表面積の7割の深さ5kmの地殻剥離の謎
実際には地球表面積の7割が深さ5kmの海洋底なので,人類がこの工事を実施するには 時間も費用も膨大に掛り実行が不可能である.
逆に云えば、必然の小惑星連続衝突のメカニズムを示せれば、1~3項目の謎が全て解消して説明できます.
4、月とプレートテクトニクスの起源
マルチインパクト仮説2018 U06-P24(CERRAtが木星摂動で軌道偏芯,木星の潮汐力で断裂したマントル断裂片が間欠順次衝突) では,CERRAのマントル断裂片が一列で楕円軌道となり、地球軌道との交叉位置で時間差衝突するメカニズムが示せる。
最初の月サイズのマントル衝突時に月が60×Reの軌道に射出される.(Re≒6400km地球半径) 衝突時に地球のマントルに亀裂が入り,プレートの境界となる. 
プレート駆動力は,プレートの偏芯慣性モーメントが最少化になる偶力が駆動力と成る.プレート相互が押し合う時,凹プレートの下に凸プレートが潜り込み始める.
5、生物種大絶滅と地球深海洋底の起源の謎を,マルチインパクト仮説2018 U06-P24でアブダクションを用いて検証,
マルチインパクト仮説をアブダクションで検証できれば,全ての謎を統一的に検証できる.一挙両得より一網打尽という画期的な検証方法です,
月の起源,月の偏芯,深海洋底の起源,プレートテクトニクスの起源,駆動力,木星大赤斑の起源,小惑星帯の起源,絶滅の起源
6.月偏芯2kmの形成メカニズム,月の兎が常に地球を向く謎
地球のマントルは内側ほど密度が大きいため, 地球マントルが剥離すると偏芯した月が射出し,表面に重い玄武岩質の溶岩が月の海と成った、
共通重心の周りを互いに回転するため,月の重い側(表面)が常に地球を向く理由と成る.
7、創造的推論では,一度限りの進化の複数結果の全てを仮説で統一的に説明できると検証が終了

SIENCEは謎を探究する事が目標。現状は分析しすぎて統合が出来ていない。
一つの起源仮説で全ての太陽系の謎が統一的に説明できる事が重要である。