[M-AG33] 福島原発事故により放出された放射性核種の環境動態

[MAG33-P07] 福島県内で発生した未除染林野での火災による河川水質への影響

*倉元 隆之¹、野村 直希¹、林 誠二²、辻 英樹²、新井 宏受¹ (1.福島県環境創造センター、2.国立環境研究所)

キーワード：林野火災、放射性セシウム

福島県浪江町で2017年4月に林野火災が発生した。この地域は2011年の東京電力福島第一原子力発電所の事故により帰還困難区域となっている。森林は除染の対象ではないため、流域における¹³⁷Csの動態の変化により河川水質が変化する可能性がある。そのため、我々は河川水質に及ぼす森林火災の影響を評価するために流域からの¹³⁷Csの流出の変化を調べている。本報では、調査対象地の河川水中の¹³⁷Cs及び主要イオン濃度について報告する。