日本地球惑星科学連合2018年大会

講演情報

[JJ] Eveningポスター発表

セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-GI 地球科学一般・情報地球科学

[M-GI26] 情報地球惑星科学と大量データ処理

2018年5月21日(月) 17:15 〜 18:30 ポスター会場 (幕張メッセ国際展示場 7ホール)

コンビーナ:村田 健史(情報通信研究機構)、堀之内 武(北海道大学地球環境科学研究院)、本田 理恵(高知大学自然科学系理工学部門、共同)、野々垣 進(国立研究開発法人 産業技術総合研究所 地質情報研究部門 情報地質研究グループ)

[MGI26-P03] Raspberry Piによる映像IoTの独自プログラミング開発手法

*水原 隆道2村田 健史1Pavarangkoon Praphan1Phon-Amnuaisuk Somnuk3山本 和憲1村永 和哉4青木 俊樹2 (1.情報通信研究機構、2.株式会社クレアリンクテクノロジー、3.ブルネイ工科大学、4.株式会社セック)

近年、インターネットゲートウェイとクラウドサービスへの接続の有効な小型デバイスとして、Raspberry PiやArduinoなどの低コストシングルボードコンピュータが登場した。これらは、プログラミング可能なInternet of Things(IoT)のためのアーキテクチャとして期待されている映像IoT(Visual IoT)はIoTの1つであり、映像・画像データを基にしたリモートセンシング手法である。映像IoTの重要な役割の1つは、画像認識技術を用いて画像から情報をリアルタイム抽出することである。モバイル環境での映像伝送は容易ではないが、リアルタイム抽出れた情報をモバイル等の低帯域ネットワークでクラウドサーバに伝送することは現実的な手法である。言い換えると、遠隔カメラを映像伝送ではなくリモートセンシング用センサーとして利用するという考え方である。本稿では、ラズベリーパイによる映像IoTのプログラミング環境を紹介し、いくつかのアプリケーションを開発する。例えばリアルタイム情報抽出のためのアプリケーションや、拡張現実感(AR)に基づくアプリケーションである。 4G LTEモバイルネットワークを使用した屋外のフィールドで、両方のアプリケーションのパフォーマンスを検証し、映像IoTによる環境センシングデバイス開発の可能性を探る。