日本地球惑星科学連合2018年大会

講演情報

[JJ] Eveningポスター発表

セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-GI 地球科学一般・情報地球科学

[M-GI30] ソーシャルメディアと地球惑星科学

2018年5月20日(日) 17:15 〜 18:30 ポスター会場 (幕張メッセ国際展示場 7ホール)

コンビーナ:天野 一男(茨城大学理学部地球生命環境科学科)、小口 高(東京大学空間情報科学研究センター)、伊藤 昌毅(東京大学生産技術研究所、共同)、山本 佳世子(国立大学法人 電気通信大学)

[MGI30-P04] 茨城県北ジオパークにおけるFacebook Page活用の効果

*天野 一男1細井 淳2 (1.日本大学文理学部自然科学研究所、2.産業技術総合研究所地質情報研究部門)

キーワード:フェイスブックページ、茨城県北ジオパーク、日本ジオパークネットワーク

茨城県北ジオパークは、2011年に日本ジオパークネットワーク(JGN)に認定されて以来、Facebook Pageを活用したアウトリーチに努めてきた。特に、2015年8月には、運営体制を見直すとともにコンテンツの内容の検討を行った。その結果、多数の閲覧者の獲得に成功した。その後、2017年12月にJGNの認定を取り消されるという残念な事態に立ち至った。しかし、認定取り消し後もFacebook Pageによる情報発信は続けている。

 2018年2月16日現在で、フォロアーは853に達している。その数は、Page開設当初の数十件から大きく増えている。また、ページへのアクセス数もここ半年の間の最大が5,3078にまで達しており、発展している。他の記事も数百から千台のアクセスが普通になっていた。一方、認定取り消し以降に、かえってアクセス数が増えたという興味深い傾向が見られる。掲載された記事へのコメントも認定取り消し以降明らかに増加している。ある意味でSNSの本来の形での活用がなされ始めたのかもしれない。

 本報告では、特に茨城県北ジオパークの認定取り消しの前後におけるFacebook Page活用の状況を分析し、報告する。