日本地球惑星科学連合2018年大会

講演情報

[JJ] Eveningポスター発表

セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-IS ジョイント

[M-IS09] 地震・火山等の地殻活動に伴う地圏・大気圏・電離圏電磁現象

2018年5月22日(火) 17:15 〜 18:30 ポスター会場 (幕張メッセ国際展示場 7ホール)

コンビーナ:児玉 哲哉(宇宙航空研究開発機構研究開発部門第一研究ユニット)、長尾 年恭(東海大学海洋研究所)、芳原 容英(電気通信大学 大学院情報理工学研究科)

[MIS09-P01] ハムスターの観察ネットワークの構築

*野田 洋一1長尾 年恭2藤縄 幸雄3織原 義明2鴨川 仁4 (1.有限会社テラテクニカ、2.東海大学海洋研究所、3.一般社団法人防災減災技術開発機構、4.東京学芸大学物理学科)

キーワード:宏観異常現象、動物異常行動

動物異常行動が地震予知に応用できるか否かを議論するためには、地震先行現象としての動物行動を確立する必要がある。そのためには科学的な研究対象としなければならず、動物の挙動を定量化することが求められる。動物の挙動の定量化については、日々の観察やセンサーを用いた定量化、既にある畜産分野である卵の生産量などの数値データを利用する手法などが考えられる(力武、1978)。
近年のパソコンやスマートフォン、IoTセンサーなどの技術の発展は、いままで不可能であった専門機関を問わない世界規模での動物の24時間モニタリングを可能とするものであり、科学的データとしての活用が期待される。
 ここではパソコン、スマートフォン、IoTセンサーを利用した、全国で飼育されているハムスターの回し車の回転数を収集して共有化するネットワークの構築について紹介する。