日本地球惑星科学連合2018年大会

講演情報

[JJ] Eveningポスター発表

セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-IS ジョイント

[M-IS12] ジオパーク

2018年5月21日(月) 17:15 〜 18:30 ポスター会場 (幕張メッセ国際展示場 7ホール)

コンビーナ:尾方 隆幸(琉球大学島嶼防災研究センター)、植木 岳雪(千葉科学大学危機管理学部)、大野 希一(島原半島ジオパーク協議会事務局、共同)、田所 敬一(名古屋大学地震火山研究センター)

[MIS12-P04] ジオパークで活用している見どころでの岩の崩落事件とその後の対策
~佐渡島小木半島沢崎海岸の事例~

*貞包 健良1市橋 弥生1相田 満久1 (1.佐渡ジオパーク推進協議会)

キーワード:佐渡島、ジオパーク、ジオツーリズム

2017年9月16日に佐渡島南部の小木半島、沢崎海岸にてツアー実施中に海岸の岩が崩落する事件が発生した。

この事件によるけが人は発生しなかったが、沢崎の海岸はジオガイドのツアーなどにおいても頻繁に活用している場所であり落石に対する具体的な対策が必要となった。
このため、現在、下記の対策を実施している。

1. 文化財室による現場での注意喚起の表記
2. 佐渡ジオパークガイド協会員に対するメールや文書による注意喚起
3. 地元住民からのヒアリング
4. ジオパークガイドが現場の海岸に降りる際にはヘルメットの着用を勧告

さらに佐渡ジオパークガイド協会では2018年3月に実施される新潟圏域ジオパーク意見交換会において、今回の場所を現地見学コースの1つとして取り上げ、各地のガイドからの意見を聞く予定となっている。

本発表においてはジオパークの見どころとして活用している場所での今回のような事案につぃて、どのように取り組んだかを紹介する。