日本地球惑星科学連合2018年大会

講演情報

[JJ] 口頭発表

セッション記号 G (教育・アウトリーチ) » 教育・アウトリーチ

[G-05] 小・中・高等学校,大学の地球惑星科学教育

2018年5月20日(日) 15:30 〜 17:00 102 (幕張メッセ国際会議場 1F)

コンビーナ:畠山 正恒(聖光学院中学高等学校)、座長:丹羽 淑博畠山 正恒(聖光学院)

16:15 〜 16:30

[G05-10] 「レッツ理科読! 風がはこんだ物語」隠岐の島図書館での科学読み物と演示実験

*阿部 國廣1,2 (1.認定 NPO法人自然再生センター、2.島根半島・宍道湖中海(国引き)ジオパーク推進協議会)

キーワード:風、空気の重さ、空気の移動、気圧、風力、科学読み物

隠岐の島図書館では「理科読」という科学読み物の読み聞かせと実験を通して隠岐の自然に目を向け興味関心を高め、理科好きな子供を育てようと5年前からこの活動を進めている。昨年は隠岐の島の風をテーマに「レッツ理科読! 風がはこんだ物語」を実施した。

 科学読み物は『空気はどこに』、『ささやくかぜうずまくかぜ」の2冊の読み聞かせと関連する図書館図書のリスト106冊を紹介し、貸し出しを行った。

 実験の流れは

1)隠岐の島に吹く様々な風を思い浮かべながら確認

2)風ってなんだ・・・風の正体は

3) 風の起こるわけ(その1)風を見よう・・・濃い空気と薄い空気が一緒になろうとすると

4)空気の重さ比べ・・・空気に重さはあるのか。空気の重さをはかる

5) 気圧ってなんだ・・・空気が押さえつける力。 大きな気圧(高気圧)小さな気圧(低気圧)

6)風が起こるわけ(その2)高気圧から低気圧に向かって風が吹く

7)風は力持ち(風力)・・・風車を作って力比べをしよう。

    風の力はこんなところに生きている。・・・風車、風力発電、北前船、いぎり凧、竜巻

隠岐の風が生活の中でどれだけ役立っているか・また暴風雨から守るためにはどうしているか。というところへ目を向けさせ、図書館の本を紹介し活用呼びかけた。