日本地球惑星科学連合2018年大会

講演情報

[JJ] ポスター発表

セッション記号 H (地球人間圏科学) » H-QR 第四紀学

[H-QR04] 第四紀:ヒトと環境系の時系列ダイナミクス

2018年5月20日(日) 10:45 〜 12:15 ポスター会場 (幕張メッセ国際展示場 7ホール)

コンビーナ:小荒井 衛(茨城大学理学部理学科地球環境科学コース)、須貝 俊彦(東京大学大学院新領域創成科学研究科自然環境学専攻)、水野 清秀(国立研究開発法人産業技術総合研究所地質情報研究部門、共同)、米田 穣(東京大学総合研究博物館)

[HQR04-P10] 三保の松原の景観形成に関する人的影響

*山田 和芳1菅原 大助1 (1.ふじのくに地球環境史ミュージアム)

キーワード:人間活動、景観、世界文化遺産、三保の松原

本論は、名勝“三保の松原”の景観の保全や活用において、これからのあり方を考える一材料を提示する。三保の松原を中心とした文化的景観が歴史的にどのようにつくられ、利用されてきたのかという問いに対して、地形図及び空中写真判読、現地環境史調査の結果を基にして、地形形成における自然作用及び人的インパクトの両側面から検討した。三保の松原の文化的景観は時代によって、それら背景やニーズに基づきながらも変化したものの、不可逆的な文化的景観にならないよう現代まで連綿と保全してきた歴史を伺うことができる。