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[MGI25-09] 富士山南東斜面のスラッシュ雪崩堆積物の地中レーダー探査による解釈
キーワード:ラハール、火山災害、現地調査、GPR、スコリア、地質断面
富士山で頻発するスラッシュ雪崩堆積物の面的な堆積状況を把握するために,地中レーダーを用いた表層地盤の探査を実施した.調査対象地域は南東斜面にあたる宝永火口から下側の一部である.1707年の宝永噴火の堆積物,その二次堆積物(主にスラッシュ雪崩堆積物と考えられる)が反射像の基盤となる溶岩を被覆する状況が捉えられている.これらをもとに,最終的には宝永噴火後にどのような土砂移動があったかについて解釈をおこなう.