[M-IS06] 南大洋・南極氷床が駆動する全球気候変動

[MIS06-P12] 南極アイスコア等による古環境復元～２０１７年度の活動～

*川村 賢二^1,2,3、植村 立⁴、本山 秀明^1,2、飯塚 芳徳⁵、堀内 一穂⁶、青木 周司⁷、東 久美子^1,2、藤田 秀二^1,2、関 宰⁵、平林 幹啓¹、中澤 文男^1,2、大藪 幾美¹、大野 浩⁸、津滝 俊⁹、阿部 彩子⁹ (1.情報・システム研究機構　国立極地研究所、2.総合研究大学院大学、3.海洋研究開発機構、4.琉球大学、5.北海道大学、6.弘前大学、7.東北大学、8.北見工業大学、9.東京大学)

キーワード：アイスコア、古気候／古環境

新学術の計画研究「南極氷床と気候の変動および相互作用」では、その目的の一部として、ドームふじや沿岸で掘削されたアイスコア、海底コアデータの解析から、南極及び全球の環境変動を復元する。特に、モデルの入力データとなる大気中CO₂や、温度復元のための水同位体や希ガス、放射強制力や物質循環に関わるエアロゾル、気候不安定性理解のためのメタン濃度を復元し、年代精度を高めたうえでのモデルや海底コアとの比較、海氷変動復元のためのプロセス研究などを推進する。本発表では、本プロジェクトに関する2017年度の主な研究・観測活動について報告する。