日本地球惑星科学連合2018年大会

講演情報

[JJ] 口頭発表

セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-SD 宇宙開発・地球観測

[M-SD34] 宇宙食と宇宙農業

2018年5月20日(日) 15:30 〜 17:00 202 (幕張メッセ国際会議場 2F)

コンビーナ:片山 直美(名古屋女子大学 家政学部 食物栄養学科)、座長:片山 直美(名古屋女子大学 家政学部 食物栄養学科)

16:20 〜 16:35

[MSD34-04] 宇宙食利用のための災害食の食品表示の必要性

*伊藤 志穂1中山 ゆい1,2近藤 祥子1,2片山 直美1,2 (1.越原学園 名古屋女子大学、2.越原学園名古屋女子大学大学院生活学研究科食物栄養学専攻)

キーワード:栄養表示、宇宙食、災害食

災害食を宇宙食に利用したいと考えた場合、全世界の宇宙飛行士に利用してもらうためには食品の栄養表示が必要であると考える。日本政府は2020年までにエネルギー量、たんぱく質量、脂質量、炭水化物量、食塩相当量をすべての食品に対して表示することを義務化した。そのため今後は災害食、もちろん宇宙食にも表示がなされる。しかし、アレルギー表示に対しての義務はまだない。また、宗教に対する配慮(ハラルなど)に関しても、まだ義務化はされていない。しかし、今後全世界の宇宙飛行士が、宇宙ステーションや宇宙船において研究や移住などを前提に長期間滞在するためには、一日も早く、栄養素、アレルギー、宗教などに関する配慮を行うべきである。今後災害食を宇宙食として利用するために、現在市販されている災害食を調べて、アレルギー表示と栄養素表示の有無、また、一般の人々が食品情事に関してどのくらいの認識があるかを調べたので報告する。

 結果、今回調べた食品は34 品目で、その内、栄養表示があったものは31 品目、宗教に関する配慮があったものは1品目であった。すべての食品にアレルギー表示がなされているわけではなかった。

 今後はすべての食品に栄養表示がなされ、アレルギーに関わる食品表示や宗教に配慮した表示がなされることを期待する。