[O02-P04] 電磁波雑音による地震予知
キーワード:地震、コロナ放電、誘導起電圧
この研究は、電磁気現象を観測、記録することで地震予知を試みるものである。また、地震の前兆に伴う地殻の圧力変化が起こす電磁気現象の発生源について、仮説を立てながら解明を進めている。
東京都立多摩科学技術高等学校の無線工作部では、電磁気現象の観測用アンテナを北東方向に向け、雑音を観測している。結果として、記録された雑音波形がコロナ放電を発生させた際の波形に類似していることに加え、発生方位が東日本大震災の震源域であることから、同じ方向に位置する超電圧50万ボルト送電鉄塔で放電が起こっているのでは、と考えられる。
送電鉄塔でコロナ放電が起こる過程としては、次のようなものを考えた。
地殻の圧力変化によって発生した電荷が、地表に接続しているアースから伝わって架空地線(避雷線)を通り、右ネジの法則によりその周辺に磁界が発生する。するとレンツの法則により付近の送電線に電流が流れ、碍子と呼ばれる絶縁体にも電流が流れることで放電が発生するというものである。また、観測地点が大きく揺れる場合、電磁波雑音のベースレベルが低下する傾向がある。
東京都立多摩科学技術高等学校の無線工作部では、電磁気現象の観測用アンテナを北東方向に向け、雑音を観測している。結果として、記録された雑音波形がコロナ放電を発生させた際の波形に類似していることに加え、発生方位が東日本大震災の震源域であることから、同じ方向に位置する超電圧50万ボルト送電鉄塔で放電が起こっているのでは、と考えられる。
送電鉄塔でコロナ放電が起こる過程としては、次のようなものを考えた。
地殻の圧力変化によって発生した電荷が、地表に接続しているアースから伝わって架空地線(避雷線)を通り、右ネジの法則によりその周辺に磁界が発生する。するとレンツの法則により付近の送電線に電流が流れ、碍子と呼ばれる絶縁体にも電流が流れることで放電が発生するというものである。また、観測地点が大きく揺れる場合、電磁波雑音のベースレベルが低下する傾向がある。